神奈川県寒川町にあるぐり工房では、5人のガラス作家が、制作体験や教室・作品制作を通して、ガラスの美しさ・楽しさをお届けすべく、楽しく働いています。扱っているガラスのほとんどは、耐熱ガラスを使用。酸素バーナーで溶かして形成する技法(酸素バーナーワーク)の工房です。スタッフの5人も、この技法専門の職人でありアーティストです。耐熱ガラスの特徴は透明度が高い、軽い、割れにくい、修理がしやすいなどアクセサリーや食器、工芸品を作るのに、とても適した素材です。
製作者の松村潔氏は、主に酸素バーナーと管ガラスにより様々な作品を生み出すガラス工芸家。長年のガラス制作のキャリアを活かしての創作活動と、酸素バーナーでのガラス工芸の普及に尽力されています。
「ホウ硅酸ガラス」という、科学実験用の器具などに使われる耐熱ガラスを扱っており、その群を抜いた透明度は圧倒的な存在感を醸し出しています。
「工房まつぼっくり」で生み出されるガラスペンは温かく、手作りの味の楽しめる作品。親しみやすい、完全ハンドメイドの逸品です。
1958年 イタリアで古典的な筆記用具やデスクアクセサリーの製造販売修理を始めたのが、フランチェスコ・ルビナート社です。職人の手によって一つ一つ作られたガラスペンは机や便箋の上を美しく飾り、眺めるだけでもその目を楽しませてくれます。
日本のガラス作家によるガラスペンが並ぶこともあります。
(ぐり工房、まつぼっくり他)